汲み取りトイレを水洗トイレにリフォームするまでの具体的な手順

汲み取りトイレを水洗トイレにリフォームするまでの具体的な手順


おばあちゃんの家もぼっとんトイレだった事を思い出しました。


環境省の平成29年度調査結果によると、汲み取りトイレがある家庭は約650万人というデータがあります。世帯数で言うと260万世帯くらいでしょうか。意外と多いなという印象を感じました。

「そろそろ汲み取りトイレをリフォームしたい」という方々のために、

  1. リフォームまでの流れ
  2. 工事期間やリフォームの相場金額
  3. リフォーム会社の選び方


この3つのポイントを具体的に解説していきます。汲み取りトイレのリフォームは、おおがかりな工事を行う場合が多いので、事前になんとなくでも把握しておくと安心だと思います。


汲み取りトイレを水洗トイレにリフォームするまでの工事期間と費用について


まず始めに、汲み取りトイレを水洗トイレにリフォームするまでの、一連の流れを紹介していきます。ざっと流れを把握しておくことで、どこに費用が掛かるかなどがイメージし易いかなと思っています。

汲み取りトイレのリフォーム完了までの流れは以下のとおりです。

  1. リフォーム会社の選定
  2. 汲み取りトイレの解体作業
  3. 配管や浄化槽などの工事
  4. 電気工事
  5. 内装工事
  6. 水洗トイレの設置
  7. 工期完了


1,リフォーム会社の選定 まず、リフォーム会社にトイレのリフォームの依頼をします。リフォーム会社の選び方については、後ほど具体的に紹介いたします。


2,汲み取りトイレの解体作業 まず、トイレの下にあるタンク(便槽)の撤去とトイレの撤去が始められます。 汲み取り作業から始まり、タンク(便槽)の解体もしくは埋設作業をし、床などの周辺部分を解体していきます。

これらの工期はおおよそ1〜2日で終わることが多いです。そして費用の相場は10万円前後になります。 


3,配管や浄化槽などの工事 排水ができるように配管の工事に入っていきます。ご自宅の地域や状況によって異なってきますが、下水管工事か浄化槽の設置で排水工事が進められてきます。 

これらの工期はおおよそ一週間前後を想定していただければと思います。解体工事などと平行して作業できる場合もあるので、トータルの工期が長引かないこともあります。 そして費用の相場は30〜40万円前後になります。


4,5,電気工事と内装工事 配管工事と同時に電気工事も始める場合があります。水洗トイレは電気が必要なので、新しく電気を引っ張ってくる必要があります。 さらに、内装も新しくリフォームしたい場合は、トイレが設置される前に行われます。

電気工事の工期はおおよそ半日〜1日程度で終わる場合が多いです。費用の相場は3万円前後です。 内装工事もリフォームの度合いにもよりますが、1〜2日程度で終わる場合が多いです。 リフォームの費用の相場も度合いによって違いますが、3〜10万円前後になります。


6,水洗トイレの設置 最後に水洗トイレが設置されて、点検などが終われば無事に工期終了になります。 トイレの設置までの工期は半日程度で終わる場合が多いです。 水洗トイレの本体価格は、最新モデルだと20万円前後。旧型であれば、5〜10万円の範囲の価格帯で購入することができます。

文字だけではイメージしにくいかもしれませんので、汲み取りトイレのリフォーム完了までの流れを図解にすると以下のようになります。



おおまかな流れやリフォームの費用をイメージできましたでしょうか? 工期はあくまで目安なので、参考程度におさえてください。

一連の流れが把握できましたら、次のステップは「リフォーム会社の選び方」について紹介していきたいと思います。 知り合いの業者さんがいれば問題ないのですが、そういった付き合いが全くない方も多いと思いますので、参考になればと思います。




汲み取りトイレをリフォームする、リフォーム会社の決め方を経験者に聞いてみた



リフォーム会社は、会社によって強みが違っているので、どの会社でも同じわけではありません。 

それでは、どのようなポイントに注意して選べばよいのか、ネットの声より実際の生の声を聞きたいと思い「実際に汲み取りトイレを水洗トイレにリフォームしたことがある3名の方」の体験談をお聞きしてきました。



40代女性/富山県在住/石田さん


最近の話ではないのですが、今から10年ほど前に実家の和式の汲み取り式のトイレをリフォームすることになりました。そこで感じた体験をお話できればと思っています。

工事の総期間は20日程度かかったと記憶しています。うちの実家は田舎でかなり山の中にあります。 立地の悪さや悪天候が続き、工事は当初の予定から数日オーバーしてようやく完成しました。

苦労したところは「業者さん選び」でした。個人的に知り合いのつてがなく、地元の業者さんを一件一件相談しに行ったことを思い出しました。 ある業者さんからは、そっけない対応をされたり、上から目線の対応をされたりと、やるせない気持ちになりました。

しかし、会社が違うだけで対応が全く違って、結局一番親身になってくれた業者さんにお願いしました。金額的には一番安かったわけではなかったのですが、お互い気持ちよく作業したかったので、こころよくお願いしました。

その業者さんは、どなたも気遣いが素晴らしく、丁寧に最後まで対応していただきました。工事が無事に終わった後も、関係性が今でも続いていて、様々なトラブル時に対応して頂いています。

困ったときに助けてもらえる関係性を築けたという点で、業者さん選びはじっくりなされたほうが賢明だと思います。




50代女性/山形県在住/野田さん


4年前に汲み取りトイレのリフォームを決断しました。 家自体は、親から譲り受けた物件なので古いのですが、建て替えではなくキッチンやお風呂などをちょこちょこリフォームして、住みやすいお家を目指してコツコツ頑張っています。

そこでトイレのリフォーム時に感じたのが「費用が意外と掛かる」というところです。汲み取りトイレを水洗トイレにするには、思った以上にかなり大掛かりな工事が必要になります。 

新たに配管を通したりすることもあって、総額で120万円くらいかかりました。ですが、汲み取りトイレのリフォームは補助金が出るというアドバイスを、リフォーム業者さんから聞いて、数十万円の補助金を使うことができました。

こういう素人がわからないことを、しっかりとアドバイスしていただけたことに感謝です。

自宅に友達を気軽に呼べるようになり、生活の質が上がったので良い買い物だったと思っています。



40代女性/岐阜在住/桑山さん


3年前に、古くなった実家の汲み取りトイレをリフォームしました。実家はかなり古く、かといって建て替えをするほどではないといった状況でした。 

親の足腰が弱ってきたため、汲み取りトイレは危ないと判断してリフォームを決断しました。 ですが、汲み取りトイレを水洗トイレにするには、かなりのコストがかかってしまいます。

そこで導入したのが「簡易水洗トイレ」です。 簡単に言うと、水洗トイレの機能が使える汲み取りトイレです。 簡易水洗トイレは、汲み取りトイレの下のタンクはそのままに、その上に水洗トイレを着けたイメージです。

水洗トイレに比べて、解体工事が不要で、配管工事なども不要なので、リフォームのコストも約1/3程度に抑えられます。見た目と使い勝手は水洗トイレですが、結局は汲み取りが必要になります。 

しかし、実家は親が居なくなった事を想定すると、将来誰かが住むことはないという判断で、しっかりリフォームするよりも、使い勝手とコスト面から簡易水洗トイレに決めました。

リフォーム後は、安心してトイレが使えていて安心ですし、親から「ありがとね」と感謝される度に、やってよかったと思っています。




良いリフォーム会社の見極める3つの質問



最後に経験談などを踏まえて、良いリフォーム会社を見極めるポイントは「複数の会社を比較して信頼できる業者を見つけること」です。最初から一社に絞ってしまうと、本当にその会社で良かったのか?という不安感を抱えながらリフォームをしなければならなくなるかもしれません。

できるだけ多くの会社を比較して、価格やサポートの充実など、比較して初めて分かることが多いので、時間はかかるかもしれませんが、より多くのリフォーム会社に相談することをおすすめします。


リフォーム会社に相談する時にチェックしたい3つの質問をまとめてみました。以下の3つの質問をしてみると会社の良し悪しが判断する手がかりをつかめると思います。

  1. 汲み取りトイレのリフォームの実績
  2. リフォームのおよその金額
  3. 補助金と助成金について


やはりある程度、汲み取りトイレのリフォームの経験がある会社のほうが、経験値があるのでスムーズに進んでいく可能性が高いので、一応聞いておく価値はあると思います。

そして、金額については、実際のトイレの状況や配管の有無などで、聞いたからと言って具体的な金額が出てくることは正直難しいです。しかし、そんな難しい要望をどれほど対応してくれるかを見れるチャンスと言ってもいいかもしれないので、聞く価値はあるでしょう。

最後に「補助金と助成金」についてです。これは、業者がどの程度の知識と対応力があるかを見定めることができる質問です。 そして、どの程度費用を抑えることができるかも、ある程度イメージできるので聞いて損はないでしょう。


以上の3つの質問を武器に、建築会社さんや工務店、リフォームメーカーなどに相談していただければ、信頼できる業者さんを見極められると思います。



まとめ


◎汲み取りトイレを水洗トイレにリフォームするまでの具体的な手順

  1. 大掛かりな工事が必要な場合が多い
  2. コストも意外とかかってしまう
  3. できるだけ多くの会社を比較する
    1. 汲み取りトイレのリフォーム実績を確認する
    2. リフォームの総額を聞いてみる
    3. 補助金や助成金の知識を探ってみる
  4. 最終的に納得できる業者さんにお願いする


どのリフォーム会社も、ある程度のクオリティを満たしていることが大半です。なので差になるのが、「金額」「対応力」「サポートの充実」だったりします。

どの会社さんも、契約が取りたいので、ほとんどのスタッフが親切で優しい対応で接してきます。なるべく対等な力関係で依頼できると、スムーズにリフォームが進んでいくと思います。


——– 余談 ——–


トイレのリフォームを考えているんだけど、費用とか会社選びとか難しそうで、どこを選べばいいか正直わかりません。


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